初めてのCFD取引 Part-73(リスクオン/リスクオフとビックス指数)

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リスクオン/リスクオフとビックス指数

先週からの世界的な株価下げ

2018年1月に高値を付け、10月初めまでの上げで、チャートを見ると、ほぼダブルトップを形成した様に見られます。(日経2018年1月26日 26616円、9月21日26769円。NYDOW2018年1月24129ドル、10月2日24448ドル)
モメンタム(勢い)が無いまま株式相場は上昇してきた。
オシレーター(Oscillator)は、今年1月の時は90まで付けての下げだったが、今回は50から60での売りシグナル発生となってしまった。
10月2日3日が天井で、1週間で日経2000円、DOW1400ドル下げる。やり過ぎていた(急上昇)修正とみる事が出来ます。
W-Topのチャートは下落しやすく、日経20347円、Dow23344ドルを切る可能性も視野に入れる必要があるのだろう。

リスクオン(Risk on)

マーケットから金融不安が払しょくされたり、景気回復が見込まれるようになると、投資家の投資意欲が活発化し、より大きな収益を求めリスクを取ってポジションを取るようになる事です。
低金利国通貨が売られ、高金利国通貨が買われ、リスク性の高い商品が買われていると言う事は、金融不安などが払拭されている事の表れ、とも言えるでしょう。
リスクオンの定義として、マーケットにおける特徴は、株式やコモディティなどの商品相場が上向き(上昇)になる事です。

逆にリスクオフ(Risk off)

リスクオンの逆で、何らかの出来事がキッカケになって投資マインドが冷え込み、マーケット全般が下げ基調となる事です。
先週からのダウ、日経を含む世界的な株価下落の流れを受けて、まさしくリスクオフの動きが見受けられてます。
リスク性の高い金融商品から資金が流失するようになると、投資リスクの低い国債(信用力のある国の債券)の買いや金など「質や安全への逃避」が起こる事がしばしばです。

逆に、金融不安や景気後退などがささやかれるようになった時、リスクオフの状態になりがちですが、その様な時には、売られていた低金利通貨(信用力のある国の通貨)が、逆に買われる事になります。

リスクオン  ⇒  低金利通貨の下落
リスクオフ  ⇒  低金利通貨の上昇  

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VIX指数

将来の投資家心理を表す「VIX指数」とは?
VIX指数とは、「ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)」の略称で、アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、アメリカの主要株価指数「S&P500」を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表しています。

VIX指数は投資家の恐怖心理を示すパラメータとしても有名です。
通常、VIX指数の数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明さを感じていると考えられています。このようなことから、VIX指数は別名「恐怖指数」とも呼ばれています。

ボラティリティ(Volatility)とは?

「ボラティリティ(Volatility)」は、「落ち着きがないこと」「移り気」という意味の英単語で、一般的には投資商品価格の「値動きの荒さ」を示します。
たとえば、株価の値動きが激しいと「ボラティリティが大きい」、株価の値動きが緩やかだと「ボラティリティが小さい」といった表現がなされます。

具体的に言うと、仮に10日間で株価が10%上昇した2つの銘柄があるとします。

片方は毎日1%ずつ株価が上昇した銘柄。もう一つは、5%上昇→3%下落→5%上昇...して10%上昇と、株価が乱高下しているとします。このとき、着々と値上がりしている前者より、株価が乱高下している後者の方が、ボラティリティが高いと言えるでしょう。

ボラティリティが荒い相場では、株価は乱高下します。利益を出す投資家や損失を出す投資家が多数発生するため、投資家たちが感情的になりやすい時期とも言えるでしょう。

このような背景もあり、ボラティリティの大きさは投資家心理と密接に関わっていると考えられています。特に、相場が暴落するときなどはボラティリティが極端に大きくなり、損失を抱えた投資家達が恐怖を覚える時期でもあります。

ボラティリティはあくまで過去の値動きの荒さを示すものです。過去の投資家心理を探ることができたとしても、将来の投資家心理を調べる手掛かりとは言いづらいでしょう。

ではなぜ、VIX指数は「将来の」投資家心理を知るのに有効と考えられているのか?

それは、VIX指数が「オプション取引」を基に算出されているという点です。一般的に、先物市場やオプション市場は、株式市場の先行指標であると考えられています。

たとえば、「オプション市場が上がる」→「日経平均が上がる」といったことや、「オプション市場が下がる」→「日経平均が下がる」のような流れて相場が動くと考えられています。

言い換えると、「オプション市場の値動きが荒くなる」→「株式市場の値動きも荒くなる」という動きが想定されます。

よって、オプション市場のボラティリティが高くなっていれば、投資家は「将来、相場が大きく動く」と予想していると考えられます。

オプション価格を用いて算出されたVIX指数は、将来の投資家心理を表すパラメータとしても利用されます。

VIX指数は、通常時10~20の範囲内動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇する特徴があり、大きな出来事が起きた後は大きく上昇しています。

2008年のリーマンショック時(株価暴落局面)では、VIX指数は80を超える水準まで上昇しました。

過去の数値
          出来事           最低値   最高値

1993年    Robert E. Whaley 教授が提唱
1993年12月24日                  9.48
1997年10月  アジア通貨危機                    38.20
1998年 8月  ロシア通貨危                   45.74
2001年 9月  アメリカ同時多発テロ               43.74
2002年 7月  エンロン不正会計事件               45.08
2003年 3月  アメリカのイラク侵攻               34.69
2008年10月  リーマンショック ※過去最高値         89.53


概ねVIX指数が40を超える局面では市場全体に恐怖が充満しており、株式が売られ過ぎている状況であることが多いようです。

2016年11月からの2年を見ると、18年1月までは10から15%のレンジで推移してましたが、1月には一時40%まで迫りました。

先週は25%まで付けましたが、現在は少し落ち着き17%です。

 

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