【若林栄四 NYからの金言】イラン・イスラエル問題への米国介入｜ドル円・株価はどうなる？ー 6月19日配信分

FOMCよりも中東情勢。

据え置きとなったFRB政策金利は、利下げ方針が年内1回になるとの市場予測が外れ、2回を維持したことから直後に売られましたが、その後パウエルFRB議長がトランプ関税の影響で不透明という趣旨の発言をしたことから一転して上昇。
背景には中東情勢の悪化があり、安全資産価値としての買いが入りやすい状況であることから、145円の上抜けを試す展開になってきています。

トランプ大統領はイランに全面降伏を求めており、米国がどのようにイラン・イスラエル紛争に介入するのか、トランプ関税も併せて市場は警戒せざるを得ない状況と言えるでしょう。こちらは若林さんの解説も要チェック！

「若林栄四 NYからの金言」配信内容をご紹介！

さて、今回は6月19日（木）20時から配信された「若林栄四 NYからの金言」の内容を一部抜粋してご紹介します。
伝説の為替ディーラー若林栄四さんが、毎月現地ニューヨークから生出演で相場を解説する番組です。

配信終了後の見逃し配信は下の動画からご覧いただけます。
今回プレゼント企画として、トレトレストアギフトコード3万円分を1名様、同3000円分を20名様、日山の国産黒毛和牛焼肉折詰600g が3名様に当たりますので、YouTube上で視聴して概要欄のアンケートに回答しちゃいましょう！

★今回のプレゼント内容★

出演：若林栄四さん（ファイナンシャル・コンサルタント）
【毎月配信】若林栄四 NYからの金言の定期視聴はこちら！

中東情勢に米国介入？｜ドル円と金（ゴールド）の値動き予想

冒頭、日本でも緊張感をもって報じられているイラン・イスラエル紛争について。

トランプ大統領の支持層への売りは "MAGA"...Make America Great Again、海外の紛争には介入しないということでした。
この背景としては、ジョージ・ブッシュ大統領がイラクに介入して、9年間で4,000人の米国兵が亡くなり、何十兆円を費やしたにもかかわらず、政治や治安において得るところがなかったことが米国内で大きく批判されていることです。

それがここにきて様子が変わり、介入しだすかもしれないと懸念されているわけです。
当然MAGA層からは「そんなことはやめろ！」という声が上がりつつあり、支持率が低迷しているトランプ政権にさらに傷が付いてしまいます。

米国民からは、トランプはやるかやらないか自分でも分かっていないと思われており、現状人気集めは危険水準。
その中での中東情勢悪化。
強硬派のイスラエル・ネタニヤフ首相である限りは暴力的手段を取ることは想像に難くないことから、トランプ大統領がイランに全面降伏を迫っているのも容易に理解できます。
イランが降伏すれば、イスラエルが攻撃を続ける必要がなくなり、米国は軍事介入せずに済むからです。

確かにこれらの情報を聞くと、マーケットは中東情勢を警戒せざるを得ないことがまざまざと伝わってきます。

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では、為替についての話題に移りましょう！

ドル円

ドル円は、2025年7月17日以降を目安に143円から下方向に向かっていく可能性があります↓

ドル円の月足チャートに注目してみましょう。

2021年1月6日の102.58円から54度線を引くと、これから約1か月後の2025年7月17日に143.03円がスポットされます。
現在レンジ相場ですが、今の水準あたりをグズグズしながらこのあたりに収束していき、その後上に行くか下に行くかという分かれ目になってきそうです。

ではどちらに向かうのかというと、昨日6/19につけた高値145円後半付近に強烈な横レジスタンスがあり、そもそも現水準から上方向に行く余地はほとんど残されていないと考えられます。

週足チャートを見るとどうでしょう。

皆さんも週足は見慣れてきたのではないでしょうか。
まさにヘッドアンドショルダー（三尊天井）です。

この状況を簡潔に言えば、以下の2点です。

（１）ネックラインを割ると完全に売りトレンドに転換する
（２）下落の目標値はネックラインから最高値天井までの幅22円の逆方向、来年2026年3月下旬に115円～117円に向かう

米国株の暴落が起こり、強烈な円高に向かっていく、という若林さんの予想です。

加えて、現在のレンジ相場は天井から下落方向の54度線が示す2025年8月22日頃までは続いていくかもしれない、という分析です！

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ドル円や金（ゴールド）をはじめ、株も解説📝
🤔トランプはイスラエル・イラン紛争に介入する？
😳ドル円は115円まで下落見込み！？
🥺金の上昇は直近打ち止め💦

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— 海外FXお役立ちガイド (@kaigaifxguide) June 20, 2025

金（ゴールド）

金は、直近で最高値を更新し続けるようなことはないでしょう！

若林さんは以前から金（ゴールド）は危険な時間帯を迎えていることを警告しています。
月足チャートを見てみましょう。

2011年9月6日の高値1920ドルに、黄金律0.618＝6180ドルの4分の1である1545ドルを足すと、3465ドルになります。
2025年4月21日に最高値3509ドルからの上昇が止められ、その後トリプルトップのようなを形を作り始めていますが、どうやら3500ドル近辺は強いレジスタンスで下にはじかれているようです。

実際は金を買っている人が多いですし、世界中の中央銀行がドルを金に換えていることから上昇が続くと考えられています。
しかし若林さん曰く、そんな誰でも分かるようなことで相場は動かない、ということです。
これらの分析結果からして現状、目先これ以上は上には向かっていかないことをはっきり示していると断言されていました。

ああ、ついに金（ゴールド）が打ち止め？
皆さんどうします？下がったら買い足しますか？？