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有事のドル買い

有事のドル買いとは、戦争や紛争、大規模テロが勃発するなど有事の際に、世界の基軸通貨である米ドルが買われる現象のことを言います。実際に有事が発生した場合に、為替相場がどのように動くかは不透明ですが、世界で最も流通量の多い通貨である米ドルを買っておけば安心という経験則に基づいています。

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有事のドル買いは冷戦構造が残っていた1980年代までは信ぴょう性の強い現象でしたが、2001年9月11日の米国同時多発テロ以降、有事でのドル相場の動きも不透明なものになっています。ある有事が米国にとって有利に働くか不利に働くかを市場参加者は考慮しているようで、2003年3月19日の米軍によるイラク空爆の時には「有事のドル売り」が見られました。

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