
米CPIは市場予想を上回ったものの、ドル円の上昇は続きませんでした。
14日のドル円は、米消費者物価指数(CPI)の発表後に158円台後半まで上昇。しかし、その後は米長期金利の低下とともに反落し、158円台前半で取引を終えました。
なぜインフレ上振れでもドル高が続かなかったのか。昨日の値動きを振り返り、今日の注目ポイントを整理します。
米CPI上振れでもドル円は反落
157円台半ばのサポートに注目
米CPI上振れ、ドル円は一時158円台後半へ
14日に発表された米9月CPIは、総合・コアともに市場予想を上回りました。
米9月消費者物価指数(CPI)
総合CPI
前月比:+0.6%(予想 +0.6%)
前年比:+3.7%(予想 +3.6%)
コアCPI
前月比:+0.3%(予想 +0.2%)
前年比:+2.6%(予想 +2.5%)
インフレの強さを受けて米金利が一時上昇し、ドル円も158.945円まで買われました。
しかし159円には届かず、その後は反落。終値は158.310円と、前日とほぼ変わらない水準に戻りました。
結果として、CPI発表直後のドル高は一時的な動きにとどまりました。
なぜドル高は続かなかったのか?
今回の値動きで重要なのは、米長期金利の反応です。
CPI発表直後はインフレ警戒から米金利が上昇しましたが、その後は米国株の下落などを背景に反転。米10年債利回りは前日を下回って取引を終えました。
米国株も下落し、市場ではインフレへの警戒と景気・企業業績への懸念が同時に意識されました。
インフレ指標が強くても、米金利の上昇が続かなければ、ドル円の上値を押し上げる力も弱まりやすくなります。
また、ドル円が159円に近づく場面では、円安進行に対する通貨当局の牽制への警戒も意識されやすい状況です。
今回のCPIは、ドル円の上値の重さを改めて確認する結果となりました。
今日のチェックポイント
ドル円は158円台後半から押し戻され、15日は157円台後半の動きが焦点となっています。
下値:157円台半ば
これまで買いが入りやすかった価格帯です。下落が止まるか、明確に割り込むかが重要になります。
上値:158円台半ば〜後半
CPI発表後の上昇が続かなかった水準です。再び上昇した場合も、上値の重さを確認したいところです。
米長期金利と株式市場
米金利の低下が続くのか、株安が落ち着くのかによって、ドル円の方向感も変わる可能性があります。
157円台半ばで下げ止まれば、158円台への反発も考えられます。一方、この水準を明確に下回れば、下落がさらに広がる可能性があります。
今日はCPIの結果そのものより、発表後に生じたドル売り・円買いの流れが続くかどうかに注目です。
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