
FXには、為替差益だけでなく「スワップポイント」で利益を狙う方法があります。
高金利通貨を買って保有し、毎日スワップポイントを受け取る。
「持っているだけで利益が積み上がる」と考えると、魅力的に感じるかもしれません。
しかし、スワップ金利だけを見てFXをするのは注意が必要です。
スワップポイントとは?
FXでは、ポジションを翌日に持ち越すことを「ロールオーバー」といいます。
このロールオーバーによって、2つの通貨の金利差などを反映した「スワップポイント」の受け払いが発生します。
高金利通貨を買い、低金利通貨を売るポジションでは、スワップポイントを受け取れるケースがあります。
と考えたくなります。
しかし、ここで忘れてはいけないのが為替そのものの値動きです。
「年率」と「為替変動」を同じように考えない
仮に、スワップポイントによって年率換算で10%相当の収益が期待できるとします。
10%と聞くと、かなり大きく感じます。
しかし、これはあくまで1年間保有した場合の年率換算の数字です。
一方、為替相場はもっと短い期間で大きく動くことがあります。
↓
為替レート:保有期間中に-20%
この場合、単純化すればスワップで得た利益以上の為替差損が発生します。
もちろん、スワップポイント自体も固定ではありません。市場金利や各社の条件などによって変動します。
つまり、スワップ狙いのトレードで見るべきなのは、 「何%のスワップがもらえるのか」だけではありません。
を見る必要があります。
FXは「買って持つ」だけではない
そして、ここがもっと大切なポイントです。
スワップ狙いでFXを始めると、
↓
スワップがもらえるから持ち続ける
↓
値下がりしても「スワップがあるから」と持ち続ける
という考え方になりがちです。
しかし、FXは「買って、値上がりするまで待つ」だけの取引ではありません。
売りから取引を始められるのは、FXの大きな特徴のひとつです。
たとえばドル円が160円のとき、
「これから165円になる」と考えるなら、買い。
反対に、
「これから155円になる」と考えるなら、売り。
上がる方向だけではなく、下がる方向にも利益を狙えるのがFXです。
スワップより先に「上がる?下がる?」を考える
スワップをもらうために、下がっている通貨を持ち続ける。
その前に、もっとシンプルに考えてみてください。
それとも下がると思うのか?」
上がると思うなら、ロング。
下がると思うなら、ショート。
もちろん予想と反対に動けば損失になるため、どちらにもリスクがあります。
それでも、最初から「スワップが高いから買う」と決めてしまうのと、相場の方向を考えて売買を判断するのでは、FXに対する考え方が大きく変わります。
だからこそ、
「金利が高いから買う」のではなく、まず相場を見る。
スワップポイントは、ポジションを保有した結果として発生するもの。
スワップを目的にポジションを決めるのではなく、相場の方向を考えてポジションを選ぶ。
これが、FXを理解するうえで大切なポイントです。
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