為替＆株式の年末相場は？【第56回ゴールデンアワー】配信ピックアップ

オンラインセミナー「ゴールデンアワー」ゲスト：内田衛氏

本記事では、セミナーの内容から
「為替（ドル円）」と「ゴールド（金）」に絞って、個人投資家目線でポイントを整理します。
前回発表の注目株式銘柄の答え合わせもご紹介。

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FX ドル円は「頭打ち」サイン？年末〜来年に向けた視点

セミナーでは、まずアメリカ経済と利下げ観測の話題からスタート。
12月のFOMCに向けて、 「年内利下げの確率が再び高まりつつある」 という見方が共有されました。

「ここまでのドル高・円安は、
『日銀が動かない』『FRBもなかなか利下げに踏み切らない』という前提で進んできた。
ただ、その前提自体が崩れつつある。」

◆ ドル円に関するキーポイント

これまで：「利下げはまだ先」という空気 → ドル高・円安が加速
直近：FRB要人から「利下げ必要」との発言が増加
日本側では、円安の副作用（物価高）が政治課題としてクローズアップ
日銀の利上げ・スタンス変更の可能性も、市場で真剣に意識され始めた

→ その結果、 159〜160円ゾーンでは
「為替介入が入りやすい水準」 として意識がかなり強まっている、というコメントでした。

● 150円割れシナリオも視野に？

セミナー内では、 「ここから上を追うより、むしろ円高方向への転換をどこで意識するか」 という視点が強め。
米国の利下げ＋日銀のスタンス変更＋政治的な円安批判がそろえば、 150円割れの円高局面も十分あり得る というトーンでした。

【為替まとめ】
・ドル円は高値圏で頭打ち感が強い
・159〜160円レベルは介入ラインとしてかなり意識
・2025年に向けては、 「じわじわ円高に巻き戻されるシナリオ」 も準備しておきたい局面

GOLD 利下げ局面で光る "安全資産" ゴールド

セミナーでは、ゴールドの詳細チャート解説こそ多くなかったものの、
「利下げ・ドル安局面ではゴールドに追い風」 という王道ロジックが確認されました。

◆ ゴールドを押し上げる3つの要因

① 米利下げ → 実質金利の低下 → 金価格にはプラス
② ドル安局面 → ドル建てで取引される金には追い風
③ 地政学リスク → 「安全資産」としての需要継続

短期的にはドルの動きに振られつつも、
中長期では「押し目を拾いたい資産」 という位置づけがはっきりしている印象でした。

つまり、 「ドル高・円安のピークアウト → 利下げ → ドル安」 という流れの中で、
ゴールドはもう一段存在感を増すだろう、という内容でした。

STOCK 日本株は "AI指数" 化？個人が置いていかれる構造

日本株については、 「強いけれど、ちょっといびつ」 という評価でした。

「今の日経平均は、ほとんど
AI関連・半導体関連＝ソフトバンクGやアドバンテスト の値動きで決まっている。」

一説には、

ソフトバンクG＋アドバンテストの2銘柄だけで日経平均上昇の半分を押し上げた

......という話もあり、そのため

日経平均は強いのに
自分のポートフォリオは全然ついていかない

という個人投資家の"あるある"が語られていました。

◆ 注目株式銘柄の答え合わせ

日野自動車の話題では、 「どれだけ長く推すんだ問題」 が笑いを誘う場面も。
優待株・配当株の話など、投資家に刺さる内容が多い回でした。

今日の総まとめ：「円高シフト」と「ゴールド押し目」

【セミナー全体の結論】
・ドル円：高値圏で頭打ち感、159〜160円は介入警戒ゾーン
・2025年にかけて、 「じわじわ円高へ」 の流れも十分想定
・利下げ＆ドル安局面では、 ゴールド強気 継続
・日本株は指数だけが強い構造、銘柄選びが重要

為替とゴールドを軸にポートフォリオを考えるなら、
「円高転換への備え＋ゴールドの押し目狙い」 を整理しておくタイミングです。

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※本記事はオンラインセミナー内容をもとに要約したもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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