FXはどのタイミングで値動きがある?押さえておくべきところはどこ?

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FXをしていると、大きく値動きのあるタイミングが限られていることに気付くのではないでしょうか。実は、値動きの起こりやすいタイミングというのはある程度決まっています。

この記事で紹介する、短期、中期、長期で値動きが起こりやすいタイミングを確認してください。この知識を持っていれば、これからの取引の助けとなることでしょう。

1日で値動きがあるタイミングはいつ?

短期取引をする方には1日の値動きがとても重要だと思います。1日のなかで値動きの大きいタイミングは、大きな市場が開く時間と大体同じです。1日に何度チャンスが訪れるのか、その時間はいつなのかを確認していきましょう。

・1日のなかでは4回のチャンスがある

大まかに紹介すると、一般的に1日のなかで4回の値動きのチャンスがあります。なぜ4回値動きが起こりやすいのかというと、時間差で大きな取引市場が開くからです。時間ごとにどの市場が開き、どのような特徴があるのか詳しく解説します。

・午前8時頃から

午前8時からはニュージーランドのウェリントン市場、オーストラリアのシドニー市場そして東京市場が順番に開きます。日中は会社勤めという方がちょうどチャートを確認しやすい時間帯ではないでしょうか。

これらの市場は、時差の関係で日付が変わったあと、はじめに取引がはじまる市場です。そのため、前日のニュースや事件に真っ先に反応する市場ともいえます。特に週明けの取引開始時は、週末の情報に影響されるので注意が必要です。

チャートの動きに注目して、週末の取引価格から離れた価格で取引がはじまる「窓開け」があった場合、その通貨ペアに影響を与えるようなニュースのあった可能性が高いといえるでしょう。

値動きが大きすぎて読み切れないときは投資先を別の安定している通貨ペアに変更するのも1つの手です。値動きはチャンスではありますが、損をしないように取引することを心がけましょう。

・午前10時半頃から

午前10時半頃から取引がはじまるのは中国の上海市場です。経済規模が大きく、市場に与える影響は決して小さくありません。特に、アメリカなど同じく経済規模の大きい国との関係性に変化があった場合などは値動きに直結する傾向があります。

ですが、例えば9時前後には出勤して職場にいる、という人の場合、この時間にチャートを確認するのは難しいのではないでしょうか。そのためこのタイミングを狙うのであれば、経済指標や国家間の動向などをしっかりと把握して値動きの予測を立てることが重要になります。

・午後4時頃から

午後4時頃はヨーロッパ市場やロンドン市場が活発になる時間帯です。アジア、オセアニアの投資家にヨーロッパ勢が加わることで、取引の傾向が変わることもあります。

この時間帯の特徴はユーロやポンドなど、欧州の通貨ペアの取引が積極的になることです。これらの通貨ペアに投資している人は、この時間帯に注目するものいいでしょう。

また、ヨーロッパ地域の経済指標などが発表されだすのもこの時間帯です。この時間帯を有効活用するのであれば、経済規模の比較的大きいイギリスやドイツなどの情報を確認しておいて損はないでしょう。

ですが、午後4時だとまだ仕事中で情報収集に時間を割けない、という人も少なくないかと思います。そのため、このあとの「ゴールデンタイム」とも呼ばれるタイミングを待つのも、取引戦略として検討する価値があるのではないでしょうか。

・午後9時半頃から

午後9時からはアメリカのニューヨーク市場の開場する時間が近づくことで、1日のなかで最も取引が活発になる時間帯がはじまります。通称「ゴールデンタイム 」と呼ばれるこの時間帯は、米ドル円やユーロ米ドルなど、米ドルが絡む「ドルストレート」と呼ばれる通貨ペアの取引が活発です。

これらの通貨ペアはFXのなかでも取引量が多く、日本の投資家にも人気の高い通貨ペアでもあるため、ぜひ注目してみましょう。

また、この時間帯であれば仕事や夕飯、家事などが一段落している人もそれなりにいることかと思います。慌てず落ち着いてチャートと向き合うのは正確な取引のためにとても重要です。時間にゆとりがあり、値動きも活発なためFXに最適なタイミングともいえるでしょう。

また、この時間帯に発表されるアメリカの経済指標などは大きなトレンドのきっかけとなることも少なくありません。うまくトレンドに乗ることができれば、大きな利益につなげることができます。

中期的にみて値動きするタイミングは?

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ここまでは1日のなかで値動きがあるタイミングを解説しましたが、1日で取引が完結しない場合はどうでしょうか。ここからは1日以上通貨ペアを保有し、おおよそ1ヵ月以内で決済する中期的な取引スタイルに向けた値動きのタイミングを紹介します。

・経済指標や中央銀行の金利発表時

中期的なスタイルでは、1日ごとに取引を完結させるスタイルとは異なる点に注目する必要があります。例えば、1ヵ月程度ポジションを保有する場合、毎月発表される経済指標や中央銀行の金利に着目するといいでしょう。

経済指標や中銀金利は、前回発表時からの1ヵ月分の情報をもとに予測を立てることができます。もちろん、立てた予想が必ず当たるわけではありませんが、判断材料が多いというのはそれだけ根拠のある判断ができるといえます。

また、中期的な取引では短期的な取引よりも大きな値幅を狙いやすいという特徴があります。なぜなら、指標の発表などで発生したトレンドは一定期間続くことがあるためです。発表時の大きな値動きだけでなく、そのあとの傾向にもうまく乗れるような取引を目指しましょう。

・ゴトー日や月末

経済指標などの発表時のほかに、「ゴトー日」と呼ばれる5日や10日、25日など5の倍数の日付と月末は会社の支払いと重なることが多く、円安傾向となることが多いことでも知られています。この傾向をうまく使って利益を生み出す投資家もいるようです。

このように、値動きの傾向をうまくつかむことができると、FXを有利に進めることができます。いきなり取引をはじめる前に、ある程度知識をつけることも重要なのです。

長期的にみて値動きするタイミングはある?
短期的、中期的な値動きのタイミングについては確認することができたかと思います。ここまで来れば長期的な値動きのタイミングが気になるのではないでしょうか。

短くても数ヵ月、長いと数年ポジションを保有することになるため、値動きの予想難易度は高いかもしれません。この記事で紹介する例も一例ではありますが、参考にしてください。

・ファンダメンタルズが良好な国の通貨が高くなる

長期的な目線では、短期的な要因と中期的な要因が複雑に絡み合って値動きするため、これといった明確なタイミングはないかもしれません。しかし、経済の成長性や安定性、物価などのファンダメンタルズが良好な国の通貨が高くなる傾向があります。

ファンダメンタルズの分析では確認する項目が多く、面倒に感じることも多いでしょう。しかし、長期目線で取引する場合は避けて通ることはできません。確認するべき情報の例を下に紹介します。

・経済指標
・金融政策
・要人発言
・地政学的リスク

これらの要因は一例にすぎませんが、まずは確認しておくべき項目です。ファンダメンタルズ分析では、事実に基づき、希望的観測を排除して論理的に予想が求められます。一朝一夕にはいきませんが、コツコツと分析を続けるのが上達の近道です。

知識を活用するために実践を

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通貨ペアを保有する期間に応じて注意するべきタイミングはわかりましたか?これさえ覚えておけば絶対に大丈夫、というわけにはいきませんが、取引の助けとなることは間違いありません。

そして、一番大切なのは実践です。実際に取引するなかで新しい気付きや知識の活用法を見いだすことができるようになります。まずは口座を開設してこの記事で学んだことを実際に確認してみてはいかがでしょうか。

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