先週は祝日だった金曜日に雇用統計がありましたね。

新規失業保険件数22.9万件(市場予想23.5万件)、失業率4.1%(市場予想4.2%)と市場予想を上回ったデータがあったものの、非農業部門雇用者数は市場予想に届かず、114.25円までの上昇となりました。

次期FRB議長についても発表がありましたが、事前に報道されていた通りパウエルFRB理事の昇格人事となりました。織り込み済みだったため、ドル円の伸びにはつながりませんでしたね。

まずは、今週発表予定の指標から見ていきましょう。

今週発表される重要指標

まずは、今週これから発表される重要指標・イベントをざっとまとめてみます。

11/6(月）
・日本時間26:10　ダドリーNY連銀総裁講演

11/7(火）
・日本時間12:30　豪州準備銀行政策金利発表
・日本時間18:00　ドラギECB総裁発言

11/8(水）
・日本時間27:00　アメリカ10年国債入札

11/9(木）
・日本時間05:00　NZ準備銀行政策金利発表
・日本時間19:00　EU欧州委員会経済見通し

以上です。今週は月曜朝の日銀政策決定会合議事要旨が飛びぬけて重要でした。これ以外は豪ドル円とNZドル円関連の指標が要注目です。全体的に指標が少ない週となります。個人的には、来年退任が決まったダドリーNY連銀の発言が気になります。

次に今週の取引について、私の考えを書いてみます。

ドル円

月曜オープンから、日銀会合議事録を材料にドル円は114.50円を超える伸びを見せました。

「景気回復の足取りが一段としっかりしてきている」
「緩和を粘り強く進めていく」
「物価を押し上げる力は徐々に強まっている」

といった、黒田日銀総裁の発言が明らかになり、一時、114.70円近くに達しました。その後は利益確定売りなどで揉み合いましたが、今も114円を維持しています。

指標発表はないので、チャートに注目してトレードしていきたいですね。ダドリーNY連銀総裁の退任は感慨深いですが、相場に与える影響は少ないかもしれません。それよりはむしろ、長期金利に影響を与える10年物国債入札で動きそうな予感がします。

114円を割ったら買いエントリーをしようと思います。113.80円辺りでしょうか。

114.60円超えたら売っても良いんですが、全体的にリスクオン展開なので、売りづらいと感じてしまいます。私は押し目買い狙いで行きます。

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ユーロ円

今週は先週同様、カタルーニャ州独立問題をチェックしていきたいです。ニュースとしては、火曜のドラギ総裁発言は気になるところ。

動きが少ないのですが、132.400円で買いエントリーを入れてみても良さそうです。もう少し辛抱するなら、132.150円で買いエントリーか。

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ポンド円

ポンドは先週木曜のイングランド銀行の発表（政策金利、議事録要旨）に対する失望売りで大きく値を下げました。

金利を0.25%からら0.5%に引き上げたものの、GDP見通しを下方修正したのがポンド売りにつながったようです。

今週は指標もありませんし、ブレグジット関連のニュースが出なければチャートだけ見ていれば問題ないでしょう。

下げた分を戻しにかかってるので、149.350円辺りで買いエントリーしてみようと思います。

以上、ドル円、ユーロ円、ポンド円についてトレード戦略を考えてみました。あくまでも筆者の個人的な見解なので、参考程度でご活用ください。

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