ハゲタカファンドとは、安値で買い叩いた株式や債券などの資産を高値で売り抜き巨額の富を得ることを目的として活動する投資ファンドのことを言います。経済危機に陥った新興国、経営危機下にある企業をターゲットとする姿が、死肉をあさるハゲタカを連想させるため、このような名称がつけられました。
投資判断を誤れば投入資金がゼロになるリスクが高いそのビジネスは、他の投機筋よりもアグレッシブな行動が目立ちます。日本においては、リップルウッドやサーベラスなどの外資系ファンドが日本企業の株主になるなど、90年代末からM&Aの世界でハゲタカファンドへの注目が高まっています。