ゴールデンウィーク(4月27日から5月6日)のマーケット

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ゴールデンウィーク(4月27日から5月6日)のマーケット

日本は10連休になりますが、その間、世界のマーケットをみてみると、4月29日(月)から5月3日(金)の5日間と5月6日(月)1日を合わせ6日間は開き、取引が可能です。(一部の国は5月1日はメイディー祝日なので5日間となります)

日本人投資家は、良いか悪いかはさておき、10連休に決まってしまったことへの対応を考えなければなりません。

今まで、銀行や株式市場が連続して10日間もの長期に渡りクローズしたことは日本の戦後経験がなく、米ドル/円を中心とした為替市場もどう動くかは誰も想像がつきません。

狭いレンジの中で終始してしまうかもしれませんし、逆に大きく一方向に動いてしまう可能性も大きくあります。

あるいは、ゴールデンウィーク前の水準と明けのレートの水準は大して変わらなくとも、その間においてアラビアンナイトの「宴」の状態の様に、海外で実は大きく乱高下していたとしても、マーケットを見ていなければ気がつきません。

記憶に新しいと思いますが、今年の正月三が日の1月3日(木)東京時間の朝7時40分頃、海外投資家の仕掛けと思われる米ドル売り/円買いが発生、数分間で一時、4円以上も円高になりました。

この時は、アジア時間の取引量の少ない中、アルゴリズムの売り仕掛け(売りが売りを呼び、結果、連鎖的な反応)で大きな米ドル売りで下落したとも言われてました。結果的にレートは元の水準に戻りました。

板の薄いマーケット(売り買い注文の少ない状態)での大口発注における一方方向への売買は、少ない資金でも十分にマーケット価格を大きく動かすきっかけになりうるのです。

今回のゴールデンウィークは日本だけが連続休暇、世界中の投資家が10連休の「日本の祝日」を狙ってくる可能性は十分に大きく、要注意です。

欧米のヘッジファンドは、絶好の収益チャンスと捉えてマーケットに対してアクションを起こす可能性も想定しておくべきです。

ゴールデンウィーク期間中に金融市場に影響のあるものとして、

米国FOMC(4月30日(火)から5月1日(水)まで)で、日本時間5月2日未明政策金利のアナウンスと米国雇用統計(5月3日(金)日本時間午後9時30分)の発表があります。

Brexit問題で揺れる英国でも5月2日の夜に政策金利の発表もあります。(日本時間4月11日朝、英離脱、10月31日まで再延期EUが合意とのニュースが入りましたが)


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コーヒーブレイク

こうした長期間の日本市場の休場で、懸念され始めているのが、東京金融市場における「空洞化」です。

10日連続の休みでは、その間にマーケットに影響する大きなニュ―スや事件・事故、要人発言などで、米ドル/円や東京株式市場に大きな影響を与える情報が入って来たとしても、それをもとに取引ができません。

機関投資家・金融機関や大手企業は、為替ならばシンガポールやシドニー・ウェリントン市場で取引は可能ですし、日経平均もシカゴでCMEシカゴ日経平均が取引ができます。

それはある意味、今回の10連休によって日本の金融市場が開いていなくても他の市場でポジションをオープンしたり、クローズしたりが可能なことを意味してしまうのです。
グローバルスタンダードからかけ離れてた「ガラパゴス日本」の空洞化を加速していく事になってしまう懸念もあります。

ちょっと例えが違うかもしれませんが、、
24時間営業のセブンイレブン(日本とすると)が10連休したら、他のコンビニ(シカゴ、シンガポールなどとすると)は当然セブンイレブンの顧客狙ってくることでしょう。
その休業の間に顧客も他に流れてしまい、客は全て戻らなくなる可能性は大きいです。

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では、10連休を前に我々はどう対応すべきなのでしょうか?

結論から言うと、このゴールデンウィークの前後のベストに近い投資選択方法は、「Noポジション=Noリスク」かもしれません。

つまり、ポジションを解消してスクエア(0)にしてリスクをとらない方法です。

スワップポイント狙いでキャリートレードの人たちは、金利の高い通貨ペア・外国債や外国株のロングポジション(買い持ち)ですので、、4月26日(金)までに売却して円に戻すのが良いかもしれません。

なぜなら、ゴールデンウィーク前の4月22日からの週は円高への圧力が増す可能性が高いく、ポジションをスクエアにしておくのに良いのは来週(4月15日から)かもしれません。

世の中は10連休でも、ポジションが有り気持ちが休めなければ逆に心の中は10連投になります。心のリスクを和らげる上でもNoポジションは良い選択肢でしょう。

方法として10連休前に一旦ポジションを全て清算し、保有している為替ポジション・株式等を10連休前に思い切って一旦手放し、10連休が終わったら改めて買い直します。

あるいは自分が多く持っているポジションと反対のものを、ヘッジとして保有する方法もあります。

株式の買い持ちが多いなら、10連休前に日経平均先物、ETF、CFDなどの売りを建て、それを持つことによってある程度のヘッジ(リスク回避)にもなります。

10連休前に売り持ちが多ければ、反対に買建てをしてヘッジをします。

このように10連休のリスクをヘッジする方法はいくつかありますが、「正解」はありません。ただ、ゴールデンウィーク明けに振り返ってみて間違わなかったと思える事が大切ではないでしょうか?

今年の10連休、投資をしていない人は何も考えず素直に喜んでいるかもしれませんが、投資の為のポジションを持たれている方はかなり頭の痛くドキドキな10連休になるに違いありません。

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