2018.02.22
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キプロス金融当局CySECは、海外FX会社iForexの運営元であるICFD Ltdに対して、13.8万ユーロの罰金を課しました。
CySECの声明によると、ICFD社がCySECルールの複数条項を違反したため、罰金制裁となったようです。 同社の違反内容は下記の通りです。
1. CySECの許可を得ずに、特定な金融サービスを提供し、投資助言を実施した
2. 顧客ならびに潜在的顧客の利益最大化と矛盾する行為があった、金融商品取引に関するリスク説明を明示していない
3.顧客に対する投資経験のヒアリングを怠った、顧客に投資経験の非公開を教唆した
冒頭の罰金に加えて、CySECはIFCD者に対して業務改善命令も下しています。
今回の決定を受けて、CySECのDemetra Kalogerou会長は「CySECは個人投資家を保護するための明確なルールを策定していますが、IFCD社は自社利益を優先し、複数のルール違反を侵しました。 今後も同社の行動を注意深く監視する必要があると思われます。」とコメントしました。
IFCD LtdはCySECの決定への対応について、法務アドバイザーと協議している模様です。 同社は声明にて、「CySECが指摘した違反行為はすべて3年前時点に確認された事象です。 現時点で、当社はESMAによるMiFID IIを遵守しており、現状の運営ん態勢に問題はありません。」と、CySECの決定に不満を示しています。