2017.12.12
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ビットコイン関連のニュースをお伝えします。
ビットコイン価格の高騰を受け、ビットコインのマイニングビジネスもこの1、2年で大きく成長しており、多数の新規参入が起きています。 しかし、ビットコインのブロックチェーンが抱えるスケーラビリティとマイニングに必要となるエネルギーの確保が問題となっています。
マイニングビジネスにおける電力需要は喫緊の課題であり、例えばベネズエラでは、ビットコインマイニングの急増により一時的な停電が発生しました。 Digiconomistのレポートによると、ビットコインマイニング全体が消費している電力は、オマーン、モロッコ、セルビア、デンマークといった国の電力消費量とほぼ同じだそうです。 同レポートの試算では、マイニング産業全体の電力消費量は32TWhを超えており、これはチェコ共和国における電力消費量の48.4%、オランダの24.4%、イギリスの9.8%、ドイツの5.7%、米国の0.8%に匹敵しています。
ビットコインはそのブロック生成にProof of Work方式を採用しているため、その承認に複雑な演算処理が必要となります。 マイニング競争を勝ち抜くため、多くのマイナーはハイスペックなコンピュータ施設を設置しているため、電力需要が増えています。
こうした莫大な電力需要は環境面でも問題を招きつつあります。 例えば、安い電力価格のため多くのマイニング企業が集まっている中国は、石炭火力発電に依存しています。 電力需要が高まると、電力生産のための石炭の消費が増えるため、温暖化に悪影響を与えることが懸念されています。
国際社会は2016年にパリ協定を批准しましたが、今後の温暖化対策を協議するに当たり、ビットコインマイニングは避けて通れない議題となりのではないでしょう。
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