イギリス系FX会社、ESMAとFCAによるレバレッジ制限案に対して賛否両論

イギリス系FX会社、ESMAとFCAによるレバレッジ制限案に対して賛否両論

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先日、欧州証券市場監督庁(ESMA)が公表したレバレッジを5倍に制限するアイディアに対し、イギリス系FX会社が様々な反応を示しています。


すでにお伝えしたように、ESMAは個人トレーダーに対するレバレッジ規制を検討しています。


今月初旬にFCAもレバレッジ制限(50倍への引き下げ)をすでに提案しており、CMC Markets、IG Group、Plus500というイギリス系大手FXブローカーがそれぞれの立場を表明しました。


まず、CMC Marketsは公式声明を出し、「「今回のレバレッジ制限は市場やトレーダーに影響を与えるが、対処可能な範囲に収まる」とし、提案を受け入れることが可能であるとの立場を示しました。 同文書では、さらに「一連の変更要求はCMC Groupのビジネスに一定の影響を招きますが、当グループは当局の一貫した姿勢を歓迎します。当グループの顧客ベースは大きな取引をされる熟練トレーダーが中心であり、 今回の提案がもたらすビジネスチャンスを最大限利用したいと思っています」と続けています。


対照的に、この提案に反対を示したのはIG Groupです。IG Groupは公式文書にて金融当局による顧客保護の姿勢に賛成しつつも、レバレッジ制限がもたらす影響に大きな懸念を抱いています。 とりわけ、IGは顧客がレバレッジ制限を嫌い、EU域外のレバレッジ制限のないFX会社に移ってしまうのではないかと危惧しています。


Plus500は当局による最終決定を待つ姿勢を取り、事態を静観するようです。同社CEOであるAsaf Elimelech氏は「この提案については、協議の時間を設け、当局と業界関係者が共に議論を尽くすべきだ」と述べています。 「最終的な詳細が出て来ない限り、ビジネスへの影響を評価するのは難しい」と、事態を冷静に分析しています。


MiFID IIと並行して、EU圏内でさらなる規制案が騒動を招きそうです。


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